うそラジオ Podcast 松任谷由実はじめました

**** ハイ&ロー ****

何事もなかったように、久々に書きます。
最近、またファッション界にハイウエストが戻りつつあるようだ。
たとえば、藤原紀香嬢がユニクロのCMで履いているジーンズ。これでもか!?というほどの高い位置のウエストと、これでもか!?というほどの長い脚を見せながら♪春色の汽車にの〜って〜♪と口づさみながらターン。
尻肉もきゅっと上がっていて見事である。あまりにもそれが見事すぎて、自分はもうしばらくローウエストで生きていこうと心に誓うことにした。
先週のユーミンも、ハイな女だった。
もともとローなイメージはないユーミンだが、その茶色のツイードのスーツは、細身のユーミンが一層スレンダーに見えてかっこよかった。
「けっこう、ハイウエストですねー」
そう話しかけると、ユーミンは食いつくように言った。
「それがさーーー!これさーーー!縮んだんだよねー。クリーニングに出したらひとまわり縮んだ気がするんだよ。裾が短くない?」
ユーミンはハイヒールにかかる裾の長さがわずかに違う!と、こむら返りを起こしそうなほどに脚を剃り返して叫んでいた。
「ほら、短いよね!? ね!ね!」
そんな中、私の妄想は広がる。
ユーミンの服が縮む→ユーミンはもうこの服は着ないと言うかもしれない→「大川さん、これあげるよ」と言うかもしれない→自分がこのスーツを着ているところを想像する→はっきり言って似合わない。まったくもって似合わない→もしもらって着ていく場所がない→「いりません」と断るべきか否か→断ったら失礼じゃないか!せっかくあげると言ってくれているのに!→そうだ、こんなスーツが似合う女になればいいんだ→どこかの会社に挨拶にとか行こうか→婦人会の集まりもいいかもしれない→大人の世界に足を踏み入れよう!→じゃあ張り切って、「いただきます」と言おう!→なんだかワクワクしてきた→ユーミン、ありがとうございます!
現実は、違った。
「これ、秘書ルックにハマッたときに買ったんだよね。だからもう3年ぐらい経つのかー。早いよねー。・・・でも、やっぱり縮んだ気がするんだよねー。でも、・・・ま、いっか」
ユーミンという人間はとても前向きな人だと、今さらながら感心するのと同時に、自分の中に潜む邪悪な精神にカツを入れた、貴重なひとときであった。

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