**** 萌え〜! 苗〜!! ****
「けものみち」と「速水もこみち」は同じ引き出しに入れていいですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ユーミンの長い旅が始まる。
旅といっても苗場でのコンサートという意味だが、住み慣れた都会を離れ、大自然に囲まれた雪国の山奥で連夜を過ごす日々が始まるのだ。公演が近づくにつれ、緊張感が増していく。・・・と思いきや、
「洋服たくさん持って行くんだぁーーーーー」
と、本人はいたって浮かれモードである。
でも、実際に雪国にこもるからといって、ユーミンは毎日セーターやあったかいパンツだとかを着こんでいるわけではない。その日その時のTPOってやつで、キラキッラのワンピースやロスの不良みたいな格好やセレブみたいなひらひらも着たりする。靴だって尖ってるのからぺっちゃんこなのからゴッツイのまで多種多様。時に、そこが雪国だ、スキー場だということを忘れてしまいそうなときもある。赤じゅうたんひきますか的な。
苗場プリンスでのコンサート開始時刻は、通常よりも遅い。スタートは夜9時。お客さんはそれまでにスキーやスノボを楽しみ、ゆっくり食事をしコンサートに挑む。・・・のだが、時間が遅いせいなのか、旅の魔力のせいなのか、部活の合宿感覚なのか、上下スウェットでやってくるお客さんもいたりする。くつろぎのオーラ噴出しまくり。
それがこの苗場コンサートの魅力のひとつでもあるのだが、いつか苗場でフォーマル限定コンサートもやってみたらどうだろうか。
「舞踏会か?」ぐらいにみんなで無茶苦茶めかしこんで臨むコンサート。ちょっと年老いた謝恩会みたいな雰囲気。懐かしきバブルの匂いをプンプンさせてスーツにドレスにタキシードに着物と、閉ざされた雪国で密かに開催される一張羅祭り。まさにそれは、健全なアイズ・ワイド・シャット大会。
マンネリ夫婦や倦怠期カップルも、雪景色の中でオシャレしたパートナーの姿を見ればなんとか持ち直すのではなかろうか。
とはいえ、コンサートの中身は変わらない。フォーマルな衣装でブリザードもガンガン踊るのだ。・・・・妄想するだけで実におもしろい。いい大人がいい格好をしていいコンサートで踊りまくる。
そう。それこそが人生なのだ。